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をわりのはぢまり~ある少年の日常~05

翌日の放課後、空き教室には佐々木グループと数人の女子がいた。
 「おまえ、良かったな!女子にも人気者だぞ!」
 青ざめた僕にはお構いなく、佐々木は興奮した様子でまくし立てている。
 「女子達もおまえの芸人デビューを応援してくれるってよ。」
 佐々木が昨日画像を送った女子、ミユもそこにはいた。
 「ねえ、半ムケ星人!こんな感じだよ。」
画像の顔は隠してあったはずなのに、何故ミユに僕の正体がばれているのか。理由はわからないが、ミユは自分のスマホ画面を僕に見せた。上にはグループ名が「2組女子(28)」とあり、その下に僕のみじめな画像が貼りついていた。画像の横には小さく「既読27」の文字があり、続いて「爆笑」「チXコ初めてみた!」「グロ!」「これ○○君でしょ?」「弟のよりでかいかも」「チン毛はえてる」「半ムケって何?」様々なコメントが続いていた。クラスの女子全員が僕の全てを見たことになる。僕は茫然となり、何もしゃべることができなかった。
 「女子もまだ見たことない子もいるから、見せてあげたら?受けるし。」
 ミユはとんでもないことを言い始めた。女子の前でチンコを見せるなどできるわけない。
「顔隠してても髪型とかでわかるよね?この修正、意味ないよねー。」
「もうクラス全員見たんだから、大丈夫だよ。」

 残酷なミユに続いて佐々木達も非常な宣告をした。
 「ついに半ムケ星人も教室デビューだな。」
 「メッチャ受けるぞ!」
 「女子のみなさーん、保健体育の時間でーす!」

 僕は何も言えず何もできず、その場に立ち尽くしていた。
 「大丈夫、おまえならできるよ!」
 「とりあえず、予行練習な!」


 僕はこの日のことを一生忘れないだろう。女子に自分のチンコを初めて見せた日のことを。しかも笑顔の女子達の眼前でズボンとパンツを降ろし、腰を左右に大きく揺らしながらぞうさんを熱唱した日のことを。涙がこぼれそうだった。落書きこそ免れたが、複数のスマホで僕の醜態は余すところなく記録された。恥ずかしさで死にそうになっている僕をよそ目に、佐々木やミユはゲラゲラ笑い転げていた。

コメント

ぞくぞくしました。

久々に学校系みたんですけど、徐々にエスカレートしていくところは、いいですね。

体の中からぞくぞくしました

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Re: ぞくぞくしました。

> 久々に学校系みたんですけど、徐々にエスカレートしていくところは、いいですね。
>
> 体の中からぞくぞくしました

ありがとうござます!嬉しいです。
内容については先まで作ってあって小出しにしています(^_^)
今後の展開をお楽しみに!

(^-^)

もう数回よみ直しています(笑)

続き楽しみにしてますねー!

Re: (^-^)

> もう数回よみ直しています(笑)
>
> 続き楽しみにしてますねー!

ありがとうございます!現時点で06までアップしてあります。
年内にもう数話アップしますね(^_^)v
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プロフィール

天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
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X:@tensiman1919 

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