2ntブログ

【X小説】のご紹介 ~フォローお願いします~

みなさん、ご無沙汰してます。
さて、新たな形式でX(旧twitter)に小説を書いてみたいと思います。
一話目と二話目だけここに載せてみます。
もしよければフォローお願いします。

天使マン ~第2形態~
@tensiman1919


【X小説】 西園綺華のドS学園
日本でも有数の大手財閥である西園財閥。ある地方においては、政治家、警察、裁判官などの要職を軒並み西園財閥の関係者が占め、実質的な権力者と言える状態であった。その子女である西園綺華は生まれ持ってのドSであり、ことあるごとにその権力を遺憾なく発揮してきた。特に西園財閥の拠出金によって創設された「西乃園学園」においては、理事長や校長も一生徒に過ぎないはずの綺華の完全な言いなりであった。当然ながら教員人事にも力を及ぼし、ひどい例では「挨拶がなかった」という理由で2日でクビになった先生もいる程であった。そんな綺華の学園生活の被害者を紹介する。


被害者1【男子生徒 和歌山健太】
和歌山健太はサッカー部に所属する元気のいい男子生徒であった。とある初夏、グランドでいつも通りのサッカー部の練習に打ち込む健太だったが、運悪く遠くに蹴ったボールがグランド脇を取り巻きとともに歩いていた西園綺華に当たってしまう。素直に謝ればまだ少しはましだったかもしれないが、健太はボールが当たったのがあの西園綺華だとは気づかず、そのまま練習を続行した。これが仇となり、健太の学生生活は途端に狂い始める。


サークル勧誘(短編)~後日談~

(後日談)

 「かんぱーーーーーーーい!」

 その夜の飲み会はいつになく先輩方が上機嫌だった。
 「いやいや、まさかオナニーし始めるとは思わなかった。」
 「追い詰められると本領を発揮するタイプだな。」
 「一度、勃起を振り回した時あんじゃん?あの時の悲鳴はエグかったな。」

 「ウンコしてでも笑いを取れ」との先輩からの非情な指令に追い詰めらた俺は、意を決してオナニーを始めたのだった。真昼間のキャンパスで全裸になってオナニーをするという非日常に頭の中がクラクラした。多くの新入生が足を止め、遠巻きにスマホで撮影する中、俺の身体は少しずつ変化し始めた。完全に勃起したところで勃起を振り回して見せた。
 「フル勃起しましたーーーー!もうちょっとでいきそうです!!!」

 自分で言うのも何だが俺のアレは勃起すると相当大きくなり、ある意味グロテスクにさえ映る。勃起をゆさゆさと振り回すと女子学生の「いやーーー!」という悲鳴がキャンパスに響いた。
 その直後、スマホに「撤収」の文字が入り、俺は慌てて服をかき集め建物の中に消えた。服を着てしばらくすると学生指導の職員が時折行ったり来たりしている。全裸の男を探しているのだ。オナニーは勃起こそしたものの、未遂に終わった。

 飲み会の席でも俺は全裸だった。
 「しかしオマエ、平常時は普通だけど、勃起するとメチャでかいな。」
 「大きすぎてキモすぎじゃね?」
 「ほら、早速バズってるぞ!」
 先輩が見せてくれたスマホの画面で自分が勃起を振り回している動画が再生されていた。動画の下に「10万回」の文字が見えた。俺は自分の痴態が物凄い勢いで拡散されていることに肌がヒリヒリするような焦燥感を覚えた。
 「今後はデカチンキャラとして売ってくか?」
 先輩方の意見が一致した。

 通常、1年生が入れば1年生が汚れ役を買い、2,3年生は漫才やらコントやら知性で笑わせるようになるのが普通だった。しかし今年は1年生がトリオ漫才をやり、自分は裸芸人枠で過ごすことになった。着衣の後輩の前で一人だけ全裸で過ごすのは、本当に惨めだった。
 せっかくのデカチンなのだから使わないのはもったいない、という理由で俺はいたるところで勃起を披露することになった。夜の居酒屋などは序の口で、駅のホーム、牛丼屋、交番の前、交差点、橋の上、パチンコ屋、人が行き交う商店街、昼夜問わず先輩の気が向けばどこでもズボンを脱ぎ、勃起を披露した。コンビニのトイレで全裸になり、勃起させたまま会計したこともあった。警察に通報され、こっぴどく叱られたこともあった。
 そんなことがあっても、俺が裸芸人枠から昇格することもなく、1年後も俺は裸芸人として新入生の勧誘担当になった。

 「みーーなさーーーーん、お笑いサークルOPPぜひ入ってくださーーーーい!」
 3年になった俺はいきなり勃起した状態で登場した。もちろん一糸まとわぬ全裸である。

 この1年で俺もだいぶ変わったと思う。去年のこの場所では恥ずかしくてどうしようもなかった。しかし、いろんな場所で俺の勃起を見て先輩達が笑い、女子達が悲鳴を上げ、男子学生が盛り上がっているのを見ると段々と勃起を見せることに喜びを感じるようになってきていた。最近では脱ぐとすでに半分以上勃起しており、それも一つの笑いのネタとなっていた。

 俺は去年以上に勃起を揺らし、腰をグラインドさせた。過去最大の悲鳴が響く。今年は後輩の撮影部隊も各所でスマホ片手ににやにやしながら俺を撮影している。機は熟している。
 「それでは、今からオナニーしまーーーーーーーーーす!!」
 登場の前にトイレで何度も寸止めをして仕込んでおいた。よく見るとチンポの先はもうぬるぬるしている。ふと、目が潤んでくるのを感じた。視界が歪む。多くの新入生の男女の視線の先、スマホのカメラのレンズに全裸の男が反射する。
膝ががくがくして立っているのが精一杯だ。
 「もういきます、いくっいくーーーーーーーーーーーーー!!!」

 腰をグラインドさせながら、白濁液を何度も噴射する。やがてキャンパスに大きな歓声が轟き、股間から汁を垂らした男が恍惚の表情で天を見上げていた。
 たくさんのスマホレンズがこの模様を克明に刻み、やがてこの醜態も永久にデジタル空間を漂流するだろう。


サークル勧誘(短編)

「みーーなさーーーーん、お笑いサークルOPPぜひ入ってくださーーーーい!」
キャンパスにひときわ大きな若い男の声が鳴り響いた。
「毎週、火曜日と木曜日、サークル棟で活動してまーーーーす!見学来てくださーーーーーーーーーーーーーーーーーい!」

 風薫る5月。寒さからも解放され、4月から始まった新しいキャンパスライフに期待と不安を抱きながら行き交う新入生たち。その学生達の眼前でサークル勧誘する若い男。ここまではありがちな春のキャンパスの風景である。特筆すべきはその若い男の服装である。一糸まとわぬ全裸なのだ。適度に筋肉のついたそのスリムな身体には墨なのかマジックなのか、大きく「罰ゲーム」と書かれている。またその男の陰毛は中央部分が綺麗に剃られており、ご丁寧に「チンポと一目瞭然のことが書かれている。男はややひきつったような笑顔を浮かべながら大声で、叫び続けた。

「みーーなさーーーーん、お笑いサークルOPPぜひ入ってくださーーーーい!」
 その陰部を隠すこともなく両手をバンザイするように大きく広げ、足もガニ股気味に大きく開いている。よく見ると男の目にはうっすらと涙が浮かんでいるようであった。


 4月。お笑いサークルOPPの幹部会議では新入生の勧誘ノルマは5人と決まった。もし、5人集められなかった場合は勧誘担当の2年によるペナルティーが行われることが決まった。死に物狂いで必死に勧誘を続けたが、新歓合宿に参加したのは3人の新入生だった。サークルと言ってもお笑いサークルという特殊な分野である。3人集まれば上々だと思われたが、他のメンバーへの示しがつかないという理由でペナルティーは実行されることになった。


 足を止めて、遠巻きに若い男を見ている新入生もいれば、チラチラと顔を赤らめながら見ている女子学生もいる。その視線の先は若い男の「チンポ」を見ているようだった。また多くの学生がスマホ片手に動画を撮影していた。これらの映像はやがてネットの世界を漂流し、男のデジタルタトゥーとなるであろう。


 男は叫びながら1年前のことを思い出していた。右も左もわからずキャンパスを歩いていると、親切な先輩たちにサークル勧誘された。お笑いなどやるタイプではなかったが、とりあえず飲み会だけでも来てくれ、お金はかからないと言われて参加したその飲み会で、べろべろに飲まされた挙句、全裸の写真を撮られたのだった。大股開きや肛門丸出しの写真、チンポに落書きを施した写真など、常軌を逸した写真を撮られ、サークルを辞めたら世界中にばら撒くと言われた。実際、自分のスマホに全画像は転送され、待ち受けに設定されたりLINEで知り合いに送られそうになったり、脅しのネタに使われた。その後も全裸写真をネタに恥の上塗りを重ねた。新歓合宿ではチンポにリボンを結んび全裸でキャンプ場を走りまわり、スポーツ大会ではふんどし一丁でグランドを一周し、最後にふんどしを脱ぎ捨て、チアリーダー部に突進した。文化祭ではエンドレス野球拳と称して全裸になった後も客席に向かって肛門を開いて見せたり、包皮を剥いたりと信じられないくらいの恥辱を味わわされていた。これらは全て動画として保存され、男の退部を阻止する道具となっているのだ。


「毎週、火曜日と木曜日、サークル棟で活動してまーーーーす!楽しいことたくさんやってまーーーーす!」
 叫び続けて10分、そろそろ終了の合図がくるはずだった。校舎の壁に立てかけたスマホに見張り役から「撤収」の2文字が送られてくるはずだった。しかしそこに現れたのは想像とは違う非常な文字列だった。


「笑いが足りない」
「ウンコしてでも笑いを取れ」


 先輩からのLINEだった。男は震え始めた。便意は全くない。尿意もない。今からできることと言えば・・・。自分の痴態が世界中にばらまかれる悪夢に比べたら・・・。
 男はもはや冷静な判断ができなくなっていた。恥の上塗りがさらなる恥辱動画を量産していることにも気づかないほどに。


「それでは最後に、今からオナニーしまーーーーーーーーーす!!」
特段大きな男の声がキャンパスに響き、どよどよとした悲鳴が後を追った。

闇夜の指令-エピソード05-

<この話しは小説「闇夜の指令」番外編クリスマスから珍芸ツアーまでの間のエピソードです。>

 クリスマスパーティで、実の妹に変態動画を送信された俺は年末に実家に帰ることもできず、一人部屋で閉じこもっていた。思い起こせば忘年会の謹慎中の指令も酷いものだった。女子トイレでの全裸やアパートから飛び出しての裸踊りは死ぬほど緊張したが、幸い通報されなかったようだ。しかし商店街での全裸疾走では、ガニ股両手ピースの姿を記録し、路地に隠れて洋服を着た直後にパトカーが通り過ぎたのには、心臓が掴まれたような思いだった。後日、地域のホームページの不審者情報に全裸で早朝の商店街を走る男への注意喚起がなされたことは後で知った。また、それらは全て動画で記録し、SNSにアップすることを強要されていたため、日々増えていくフォロワー数にぞっとするのだった。特に最終日のオナニーショーライブ配信はみるみる閲覧者が増えていき、射精の瞬間は数百人に目撃される事態となった。

 そんな状況を見越してなのか、意外なDMが届くのだった。
「この前は、クリスマスパーティお疲れした。メチャ盛り上げてくれてありがとうございました。ただ、最後ちょっとやりすぎちゃいましたね。お詫びに、かわいい女の子紹介しますよ。明日、XXのパーティールームに来てください。来てくれたら皮伸ばしは終了しますよw」

 珍しく後輩にしては優しいトーンで、俺はかわいい女の子を横に侍らせながらおしゃべりしながら楽しく乾杯している自分の姿を夢想した。また、皮伸ばしから解放されるというのも朗報であった。皮伸ばしという一種の肉体改造は精神的に非常にきついものだった。大人の立派なイチモツが徐々にしょぼくれた機能不全のガラクタになっていくのを見ていると、何とも言えない気持ちになるものだった。
 しかし、そんな日々も終わり、あわよくば久しぶりに女の子を抱けるかもしれない・・・妙に浮かれてしまい、その日は強制されたわけでもないのに、精力ドリンクを飲み干すのだった。

 翌日、いつもよりお洒落して意気揚々とパーティールームに向かった。師走の街は慌ただしく、風は身を切るように冷たいが、そんなことは一切感じなかった。時間ちょうどに会場に着き「reserved」と書かれたその大きな扉を開けた。
「先輩、どうも。今日は楽しんでいってください。」
 そこにはいつもの後輩の顔があった。しかし悪魔の笑みというよりは、今日は自然な感じの笑顔だった。それもそのはず、周りを囲むように5,6人のかわいい女の子達にまわりを囲まれていた。俺は胸が高鳴るのを感じた。女子大生だろうか。いい匂いを鼻腔に感じる。

「じゃあ、みんな乾杯しよう!」
 後輩の声で、皆がシャンパングラスを手にする。ドレスで着飾った女子達の華奢な手がグラスをつかみ、思わず見とれてしまう。揃いも揃ってみな綺麗でかわいい。
「かんぱーーーーい!」
 久しぶりに最高の時間が過ごせそうだ。俺はグラスを飲み干した。

「さて、約束通り先輩に女の子を紹介しますよ。こっちへおいで!」
 後輩の周囲の美女に見とれてしまい全く気付かなかったが、部屋の奥にパテーションが設置してあり、後輩はその奥に声をかけていた。そしてそろりそろりと衝立から出てきた女子を見て、俺は衝撃で動けなくなった。
 
 体重は100キロを超えてるのではないかという丸々と太った身体に、小さなマイクロビキニを着用していた。お世辞にも綺麗とは言えない顔には、引きつったような笑みがへばりついている。また、鼻の下にはマジックで髭の落書きが施されており、額にも丁寧に「豚」の文字があった。手入れをしていないのか、腋からはごっそりした濃い毛が見え隠れしている。豊満な乳房は垂れ下がっており、水着は辛うじて乳首を隠しているものの、ほぼ着ている意味のない状態だった。また、下半身に目をやると、ビキニの脇からゴワゴワした陰毛がむき出しになっている。水着をつけているのがかえってその剛毛さを目立たせいるようにも思えた。

「さあ、先輩の隣においで!楽しく飲んでくださいね。」
 俺は額に「豚」とかかれた女の子を横に侍らせ、小さく乾杯した。仕方なく話すと名前を「ブタ子」と言った。大学ではいつも「ブタ子」と呼ばれているらしく、今日パーティールームにいる女の子と同じ大学生らしかった。あまりはっきりとは言わなかったがどうやら学校でターゲットにされ、悪質にいじり続けられているらしい。この水着の格好で学園祭のミスコンにも出場させられたと言っていた。
 久しぶりの酒で酩酊する頭で、俺はこの子もまた自分と同じよう誰かに奴隷のように「飼われている」状態なんじゃないかと思いいたり、何かいたたまれないような、憐憫の情を抱くのだった。

「ブタ子ちゃん、素敵な彼氏を紹介してあげんだから何か余興やってよ!」
 俺は「彼氏」という言葉にぎょっとした。まさか本当に付き合うことにはならないと思うが、不安が胸をよぎる。ブタ子と呼ばれる女子はいそいそと立ち上がり、皆の前に仁王立ちになった。恐らく事前に何をやるか指示されているのだろう。引きつった笑顔のまま、マイクロビキニを脱ぎ捨てた。

「ちょうちょーちょうちょー、チンポに止まれ・・・」
自らの性器をちょうちょに見立て、指で引っ張りながら性器を見せつけ、腰を揺らしながらあたりを歩き回る。とても女子大生が自らやる芸とは思えなかった。強制されているのだろう。大きく開いた性器をさんざん見せつけた後、顔を紅潮させながらブタ子が近づいてきた。
「あっ!ちんぽ見っけ!」
ブタ子は俺の足元に跪き、ズボンの上から俺の股間を触り始めた。
「なっ、何を・・・」
 俺は戸惑った。止めさせたらブタ子は怒られるかもしれない。しかしこのまま惨めに股間をいじられ続けるのもつらい。どうにもできないまま、徐々に股間が膨らんでくるのを感じた。

「先輩、遠慮しなくていいですよ。せっかく女子大生と知り合いになれたんだから、エッチしちゃいましょうよ。」
 後輩の目にいつもの怪しい光が宿り、不敵な笑みが戻ってきた。
「今から先輩は公開セックスするんですよ。このかわいい女の子達の目の前でね。お相手は剛毛のブタ子ちゃん。ブタ子ちゃんは男が初めてらしいんで、優しくしてあげてくださいよ。」

 数分後、裸にむかれた俺はブタ子とつながっていた。ブタ子は泣いていた。ブタ子のぬくもりを肌で感じ、同じ奴隷としての苦労に憐れみを感じた。精神をえぐられるような、血が逆流するような倒錯した思いとともに、その反面久しぶりの女性とのセックスに快楽を覚えていたのもまた事実だった。

「なーかだし、なーかだし!」
 しばらく腰を揺らしていると中出しコールが部屋に響きわたった。腰を押さえつけられ逃れられない状態にさせられ、さらに嫌がるブタ子の中でついに果てた。

 息を切らしながらぼんやりした頭の俺に対し、まわりの女子達が急に騒ぎ立てる。どうやら嫌がる処女の女子大生に無理やり中出しした最低の変態野郎ということになってしまったらしい。突然の展開に言い返すこともできず、俺はただ謝ることしかできなかった。

「じゃあ先輩罰ゲームの時間ですね。」
 後輩の鶴の一声で、俺は自分の運命を悟った。ドレス姿のかわいい女子大生たちの眼前に立つ。
「女子大生のみなさん、僕の包茎チンポ見てください!」
 強制させられた皮伸ばしで包茎になってしまったチンポを女子大生に見せつける。
「いやー、気持ち悪い。」
「くさそうー。」
「ムリムリ。」
 言葉のナイフが胸に突き刺さる。射精してまもない、汚れた男のシンボルを若い女性に蔑まされ、プライドはズタズタだ。
 これから俺を待っているのものは何だろう。女子大生の前でのさらなる屈辱か。ブタ子との奴隷カップル芸か。いずれにせよ、俺にはもう後がない。職場でも露出狂と噂を立てられ、プライベートでは恥の上塗りをネットに投稿する毎日だ。もう進むしかないのかもしれない。

「では一発芸3本セット、むささび、東京タワー、尿道ぱっくんちょいきます!」
悲しみと諦めを含んだ叫びは新たに生まれた性獣の咆哮のようだった。

闇夜の指令-エピソード04-

<この話しは小説「闇夜の指令」のハロウィンから「闇夜の指令」番外編クリスマスまでの間のエピソードです。>

 会社の忘年会は最悪の思い出だ。
 まず、幹事の打ち合わせと称してラインのグループで女子職員に芸を披露するところから悪夢が始まった。自ら裸芸を披露したいと申し出るところから、事前に後輩によって作られたシナリオ通りに全てが動かされた。もし事前の台本通りに動かなかったら過去の動画を全て晒す、と言われていたのだ。陰毛も剃り、無理やり包茎にした性器を同僚の女子社員達に晒すのは本当に屈辱だった。さらに皮をむき上げて亀頭を見せたり、自慰行為を披露したりしたのも当然後輩の指示によるものだった。もちろん勃起してしまったのも事実だが、1週間以上射精を禁止され、精力ドリンクを事前に飲まされていたのが原因である。さらに、これらの動画を会社の共有フォルダに保存すると言われた時には血の気が引いた。全社員にこんな姿を公開されたら俺の築いてきた全てが終わる。土下座して後輩に頼みこみ、何とか全社員への公開は免れた。代わりに忘年会本番では有無を言わさず完全に後輩の命令に従うよう約束させられた。一方、幹事の女子社員からは俺が露出狂だというだという噂が少しずつ社内に広まっていった。俺は完全に追い詰められていった。

 そして、忘年会当日。裸芸はぎりぎりセーフだが、性器の露出はセクハラに当たるので慎むように会社から言われていたが、後輩の命令はその隙を突くものだった。
「先輩の出番が来たら、ステージの裾から全裸で飛び出し、ライター片手に「ジャングルファイヤー!ジャングルファイヤー!」と叫び続けること。実際火をつけようとするがチン毛がないので、「やべ!毛がなかった!代わりにこっちだ、ケツ毛ファイヤー!」と叫んでケツ毛に火をつけること。肛門周りの毛をしっかり焼いたらミッションコンプリートwただし、チンコNGらしいからガムテープをチンコに貼っといて。禁オナは守ってますよね?あとドリンクも忘れないように。」
 俺は後輩の指示通りに、ステージに飛び出した。狂ったように「ジャングルファイヤー!」を連呼し、片手で尻たぶを開き肛門に火をつける。怒号や悲鳴の中、チリチリと毛の焼ける独特の匂いが辺りに漂う。
 「汚いものみせるなーー!」
 「でたーーーー!露出狂!」
 「屁もこいてみろーーー!」
 罵詈雑言を浴びせられながら、俺は逃げるようにステージを後にしたが、ガムテープを貼り付けたものは悲しいことに半分ほど勃起していた。
 性器はぎりぎり露出していないものの、ほぼ全裸の状態で女子も含む社員の眼前でステージに躍り出て、あろうことか肛門を晒す芸を披露したことは当然ながら問題になり、俺は反省文を書かされることになった。

――――――――――反省文―――――――――――――
私は事前にセクハラに当たる芸を禁止されていたにも関わらず、
自らの欲望に打ち勝てず、忘年会の大事な席で全裸を披露し、
肛門の毛を焼くという社会人として恥ずかしい行為を行いました。
他人に裸を見せたいという性癖はなかなか直るものではないかも
しれませんが、今後はできるだけ大人しく過ごすとともに、
次回、露出の欲望に負けてしまうようなことがあった場合は、
それ相当の罰を受ける覚悟です。
――――――――――――――――――――――――――

 そして、1週間の謹慎が命じられた。首がかかっている俺は家で大人しくしている・・・はずだった。あの連絡が来るまでは。

 「先輩、忘年会お疲れ様でした。みんなメチャ受けてましたよ!先輩は謹慎してるからわからないでしょうが、会社でも先輩の話題で持ち切りです。特に女子からの評価はガタ落ちでクソ笑いましたw今度、うちうちの飲み会でも裸芸させようって話しも出てますよ。しっかり皮伸ばし続けて惨めなチンポにしといてくださいね。
 最後、勃起しかかってたましたよね?フル勃起ならもっと面白かったんですけどね。ということで、まだまだ修行が必要ですね。
 謹慎中で暇でしょうから、5日連続の課題を出しますね。息抜きができるように野外のも入れときましたよ。トゥイッターのアカウントを作っておいたので、毎日動画で報告してください。パスワードは後ほど。自撮りが難しければ、カメラマンを送るからちゃんと撮るように。5日目まではオナ禁で。期待してますよw」

@変態さとっしー【全裸芸人】

【DAY1】部屋で全裸になり、包茎の皮を極限まで伸ばして「チンポ列車しゅっぱーーつ!」
と叫びながら、部屋を3周すること。最後に亀頭を見せてアヘ顔。

【DAY2】公園やショッピングセンター、公共施設の女子トイレに入り、全裸になること。
最低一人以上の女性に裸を見られ、「ごめんなちゃい!チンポはあるけど、心は女の子なの!」と謝り倒すこと。

【DAY3】居住しているアパートの玄関から全裸で外に出て裸踊り。アパートの住人に見られてもやめないこと。萎えチンからフル勃起するまで行うこと。(乳首への刺激は可)

【DAY4】〇〇商店街を全裸で疾走すること。靴の着用は認める。昼に行う場合、マスクの着用も可とする(夜は顔出し)。最後、カメラに向かってガニ股両手ピース10秒。

【DAY5】全裸になり、油性マジックで大きく「変態」の文字を身体に書き込んだ上、自慰行為を行うこと。ライブ配信できるアプリを使い、トゥイッターで告知の上、公開オナニーショーをライブ配信すること。射精を許可するが、発射10秒前からカウントダウンを行い、射精する際はチンポをドアップで撮影すること。

 スマホを持つ手が震える。こんなことできるわけがない。悪魔のような後輩の笑みが脳裏をよぎる。俺に拒否する資格はないのだ。絶望の底に堕とされながら、何故か性器の先がぴくんと動くのを感じた。

闇夜の指令-エピソード03-

<この話しは小説「闇夜の指令」のハロウィンから「闇夜の指令」番外編クリスマスまでの間のエピソードです。>

 暗い部屋で一人横たわる男の姿があった。男の右手にはスマホが握られていたが、男は虚ろな目で空を見つめていた。また、男は何も身に付けておらず、全裸で横たわる男の陰部には成人男性にはあってしかるべき陰毛がなかった。無毛の股間にはふてぶてしく男根が横たわっているが、性器の先は輪ゴムのようなもので括られていた。男は変わりつつある自分の身体に、言葉に言い表せない感情を抱いていた。

 後輩に目をつけられてからというもの男の生活は一変した。一糸まとわぬ全裸で野外を走らされ、監視カメラの前で勃起を披露し、それらの証拠映像を押さえられ完全に後輩に頭が上がらない状態になっていた。パーティと称した男をいたぶるだけの会では、悪趣味な男女にさんざんおもちゃにされた挙句、ホームレスの男達に朝まで犯されまくった。数日間鼻の中に異臭が残り、擦り切れた肛門からの排便に苦労した。ようやく心と体の傷が癒えてきたかというところで、ハロウィンを迎え、賑わう渋谷の街を全裸で性器を勃起させた状態で歩いた。当然ながら逮捕され、後輩が身元引受人としてやって来た。職を失う訳にはいかない。会社にばらされたくない一心で、まずます後輩の言いなりにならざるを得ないのだった。
男は身も心も限界を超え、放心状態で部屋に横たわることしかできない。辛うじて握っていたスマホが振動した。
「今から公園を10周してこい!その格好でなw」

 季節外れの嵐で外は大雨だった。公園に着くまでは傘を差すこととベンチコートを着ることは許されていた。土砂降りの公園の片隅で建物の影の濡れていなそうな場所に傘を置き、そっとベンチコートを脱ぐ。相変わらず無毛の股間に情けなさを感じる。さらに「包茎の方が面白い。」というだけの理由で皮伸ばしをさせられているため、性器の先をゴムで括っているのだ。このまま続けていたらいつか本当の包茎になってしまだろう。奇妙な性器をぶら下げて、男が走る。
 この季節にしては暖かい、やや生ぬるいような風を感じる。それでも嵐の中の全裸は寒さが体に応える。ぐちゃぐちゃの芝の上を裸足で走る。雨が肌に突き刺さり、徐々に痛みに変わる。早く走り終えなければ、この苦行に耐えられないかもしれない。走るペースを上げる。珍妙な性器がぶらんぶらんと左右に揺れる。やがて肌が石のように固くなり、痛みが別の何かに変わっていった。そして男は「生きている」ということを実感した。

「順調、順調!」
 とあるマンションの一室。大画面のモニターには大雨の中、全裸になって公園をひた走る変質者の姿が写っている。その様子を高笑いしながら見つめる一人の男がいた。公園には複数の防犯カメラが設置されており、その一部にはセキュリティーがかかっておらず、誰でも映像を覗き見することができる状態になっていた。
「アホだ、こいつ。」
 自ら下した指令にも関わらず、大雨の中を裸で必死に走る姿をあざ笑う男。雨のせいか鮮明な映像とは言い難いが、暗闇の中もやっと浮かび上がった白い肉体が、行ったり来たりを繰り返している。辛うじて股間にぶら下がっているものが不規則に揺れているのを確認できた。

 男は満足していた。自分の獲物は順調に堕ちてきている。そして何もかも自分のいいなりだ。もともと女好きだった獲物を無理やり男に犯させ、定期的にチンポもしゃぶらせている。最近では舌の使い方もうまくなってきた。このまま皮伸ばしを続けさせて、二度と女を抱けない体にしてやろう。女の裸に興奮するのではなく、女の前で恥をかくことにしか興奮しないクソM奴隷に堕としてやろう。そのためには、一度女の前で辛うじて残ってるプライドをぶっ壊してやらないとだな。
 男は不敵な笑みを浮かべた。

 数日後、ある会社で小さなグループラインが作成された。職場での忘年会を前に、幹事達が打ち合わせをするための一時的なラインのグループである。年下の男性が幹事のリーダーを務め、何故か女性がばかりを幹事に選び、女性4人と男性2人のグループが作られた。以下、おおまかなやり取りを抜粋する。

男1「余興はどんなのにしますか?」
  「僕はたまには先輩のかっこいいところ見てみたいです。」
  「せっかく体鍛えてるみたいなんで裸芸なんかどうですかw」
男2「実は前からキャラを変えてみたいと思ってた。
   裸芸でも何でもいいから全力で余興をやらせていただきます!」
女1「裸芸w」
女4「きゃーー!」
女2「セクハラとか騒ぐ人もいるかも。私は好きだけど。」
女3「裸芸ってどういうやつ?」
女2「ザコシみたいなの?小島よしお、安村・・・あと誰?アキラ100%とかも」
  「アキラ100%やって欲しいwww」
男1「先輩、今グループ通話できますか?で、試しにアキラ100%やってみてください。」
  「そんな大きいおぼんじゃ全然面白くないですよ。」
  「最後はおちょことかでやったら受けると思いますよw」
女2「アキラきたーーー!」
女4「毛が・・・」
女3「毛がないよ、剃ってるの?」
女1「見えてる見えてる!」
男2「大人のチンコじゃセクハラになっちゃうから、毛を剃ってるでごわす。
   子どもちんちんになるように包茎トレーニングもしてるでごわす。」
女3「先っぽは輪ゴム?」
女2「大きさは子どもじゃないよw」
女1「おちょこの意味!」
女4「きも!」
男1「女性陣からは不評ですね。輪ゴム取って剥いてみてくださいよ。」
男2「亀頭マックス!さとっしーだぴょん!」
女2「・・・くさそう。」
女3「変態!」
女1「ちょっと先が濡れてませんか?」
女4「先輩の本性ってそんなだったんですね。ちょっとがっかり。」
男1「不評なのは包茎のせいじゃなさそうですね。
   っていうか、ちょっと勃起してきてません?」
女2「ますます変態になってきた!」
女3「ほんとにたってきてる、きも」
男2「みんな、たっちゃってごめんね。今からちんちんの穴で謝罪します!」
  「へ・ん・た・い・で・ご・め・ん・な・ちゃい!」
女3「きもすぎ!」
  「こんなの忘年会でできるわけないじゃん!」
女4「キャラ変わりすぎですよ。」
女2「ここまで来たら出しちゃえば?www」
女1「みたい!みたい!」

男2「それでは皆様お目汚しに注意、チンコの先から雪を降らせます!
10,9,・・・3,2,1,ゼローーー!」
女1「きもーーー!」
女2「量多すぎ」
女3「玉ってあんなきゅっとなるんだ。」
女4「最悪」
男1「先輩、お疲れ様でした。先輩の芸がセクハラにあたるかどうか、多くの女子社員の意見を聞きたいんで、録画したいたものを会社の共有フォルダにアップしときますね。パイパンにしてるは、皮伸ばししてるは、挙句の果てには女子の前オナニーするはで最悪の変態だってばれちゃいますけど、仕方がないですよね。」
  「恥をかくことに興奮する変態ですもんねw」

闇夜の指令-エピソード02-

<この話しは小説「闇夜の指令」の中で、後輩に捕獲されてからハロウィンまでの間のエピソードです。> 

 下ネタカラオケが終わると再び「皮音頭」をさせられ、それはしばらく続けられた。これ以上続けたら皮も伸びきって元に戻らなくなってしまうのではないかという恐れが頭をよぎった頃、次は「チンポ踊り」の指令がくだされた。全裸の姿のまま両手を腰に当て、腰を前後左右に動かし続けるだけのものだ。大勢の着飾った人の前でただ一人全裸になり、無意味に性器を揺らし続け、惨めなオブジェと化すことの屈辱は、今までの人生でも味わったことのない類のものだった。

 人々はグラスを片手に談笑していた。まるで全裸の男が存在しないかのように、その視界には何も映っていないかのように。続けていると腹筋や腰に疲労が蓄積してくる。しかし、やめるわけにはいかない。後輩からどんなひどい罰を受けるかわからない。精神と肉体の苦痛が重なり、ピークに達しようとした頃、惨めな時間は一人の男によって幕を閉じた。

 「そうだ!あれ使って引っ張ればいいんじぇね?」
 少し前に股間に膝蹴りをしてきた黒いタンクトップの男が何かに気づいたように、大きなカバンから奇妙な器具を取り出した。どこかで見たことのあるそれは、ペニスの吸引器だった。
 「よし、今から無理やり勃起させるぞーーーー!」
 「やれやれーーー!」
 こんなことになるのであれば存在を消されたような、無意味な裸踊りが続けられていた方が幸せだったかもしれない。黒いタンクトップの男とその仲間に取り囲まれ、無理やり性器に吸引器を装着させられポンプのようなもので吸われるのだった。
 「いたい!やめてーー!」
 思わず大きな声が出てしまう。自分のペニスが真空の空間に引っ張り出され、内側から広げられるような痛みと気持ち悪さを感じる。やがてその苦痛から逃れるかのようにペニスに血液が流入してくる。勃起の始まりだ。
 「よし、大きくなってきたぞ!」
 「フル勃起しろよ!」
 
 大勢の人の前で無理やり笑いものにされ、自分の大事な部分をおもちゃにされて、僕の心は崩壊寸前だった。しかし、勃起とともにペニスから快楽物質が脳に伝わり、屈辱的な状況にも関わらず、勃起は鋭さを増すのだった。
 「勃った、勃った。じゃあ、チンポ踊り再開!」
 ポンプでしばらく勃起を維持させられた後、チンポ踊りを再び命じられた。今回は腰を動かすたびに勃起した性器が前後左右に大きくグラインドする。大きく揺れるそれは規則的に動く奇妙なインテリアのようだった。そして揺れるたびに性器は刺激され、より一層快感が増すのだった。やがて性器の先にうっすらと液体が滲んできた。

 「それでは、本日のメインイベントです!スクリーンをご覧ください!」
 僕が勃起したままのチンポ踊りの快感から逃げられなくなり始めていた頃、後輩が突然大きな声をあげた。スクリーンには、今いる部屋と同じような雰囲気のパーティルームが写っている。ただ一つ違うのは部屋の中央に大きなベッドが置かれていることだ。
 「今から、こちらの部屋に先輩を送ります!先輩、行ってからのお楽しみですよーー!」
 チンポ踊りに興じていた僕の尻を後輩が蹴り上げる。そして耳元で囁くのだった。
 「扉を出てまっすぐ行ったところの正面の部屋に行け。服着るのも面倒だから、その格好のままで行け。」
 僕は全裸で勃起させたまま、この部屋を飛び出るのだ。他の部屋を使う一般の利用者に見られないだろうか。また、目的地の部屋には何が待っているのだろうか。不安感から勃起していた性器が急速に萎むのを感じた。
 「ほら、行ってこい!」
 扉を開けたまま躊躇している僕の背中を後輩が押した。
 「楽しんでこいよ!」
 そして悪魔のような笑みを見せるのだった。

 「本日は実は隣の部屋も貸し切りにしてあります!そして、スペシャルゲストをお呼びしています。○○公園にお住まいの方々です!ゲストの方には数日お風呂を我慢していただき、今日に備えていだきました。そして男でもいいから好きにしていいという条件で、こちらに来ていただきました。さて、先輩の運命やいかに!」
 半勃起の性器を揺らしながら廊下を走る。早くたどり着かなければ、誰かに見つかってしまうかもしれない。幸い誰にも見つからずに、正面の扉にたどり着いた。意を決して重い扉を開ける。少しずつ開けるのに従って感じたのはとんでもない悪臭だった。
 部屋の中の奥の方に数人の男の姿が見える。お世辞にも清潔とは言えない風貌だった。
 スピーカーから後輩の声が聞こえてくる。

 「では、ゲストの皆さん、全裸で勃起したままの変態男がそちらに到着したと思います。今夜は朝までその男を好きにしてください。NGはありません。口でもアナルでも好きなところを使ってください。チンポをしゃぶるのも大好きです。ケツの穴も舐めたいと言っていました。もし嫌がった時はウンコにザーメンでもかけて食べさせてください。ではまた!」
 カチャリ。扉の鍵が閉まる音が聞こえた。この先の運命に膝から崩れ落ちる。見上げると数人の男が近づいて来ていた。

闇夜の指令-エピソード01-

<この話しは小説「闇夜の指令」の中で、後輩に捕獲されてからハロウィンまでの間のエピソードです。>

 「そうそう、来週何人か集めて飲み会やるんですよ、先輩も来てくださいね。」
 後輩の精を口に受け生暖かさを口に、生臭い奇妙な匂いを鼻に感じ、苦しんでいた矢先、耳元に悪魔のような囁きが聞こえる。
 「僕がラインしたら5分以内に必ず返信してくださいよ。遅れた場合はペナルティーですからね。」
 後輩の右手には僕のスマホが握られている。しばらくスマホを操作したかと思うと、僕の目の前に画面を見せつけてきた。大きく広げられたケツの穴。先程撮られたものだ。皺の数まで数えられる程ドアップで撮られ、ケツ毛まではっきりと写っていた。
 「ペナルティーその1、ラインのプロフ画像をこのケツの画像に変える。」
 「で、ペナルティーその2はラインのタイムラインにこの画像を流す。」
 そう言って後輩がスライドさせた画面は勃起させたチンポの画像だった。
 「ただのチンポ画像じゃないですからね、勃起させてるところに変態さが滲み出てて最高ですね。」
 悪魔のようににやつく後輩に、背筋が寒くなる。しかしさらにペナルティーは告知されるのだった。
 「ペナルティー3は、どうしましょうか。プロフ画像をこれにレベルアップしますか?」
 スマホの画面には全裸でがに股、チンポを勃起させて両手でピースを作って白目を剥いている自分の姿があった。これも無理やり撮らされたものだ。身体のパーツではなく顔も含めて全身がはっきり写っているので、よりダメージが大きい。
 「しっかり約束を守らないと、本当にやりますからね、くくく。」

 3日後のこと。ある男のラインのプロフィール写真がアナルのドアップの写真に変更された。男の元にはラインの連絡先に登録されている友だちから問い合わせが殺到し、そのたびに男は罰ゲームでやらされたと苦しい返信を送るのだった。とりあえず3日間はこのプロフ画像を固定するしかなく、それ以降は鼻フックをつけた顔のアップ、上半身裸で万歳している画像、チン毛のドアップにランクダウンさせてもらえるとのことだった。男は完全に支配下に置かれ始めていた。

 1週間後。僕は都内某所のパーティルームに呼ばれた。屈辱のラインで指定された部屋に入ると男女数人がシャンパンを開けていた。
 「来た来た!こいつ何でもするから好きなように遊んであげてねーーー!」
 後輩が高笑いしながら僕を紹介する。後輩が集めたのは人をいたぶることが好きなS気の強い男女だった。皆一様に不敵な笑みを浮かべ、ぞっとさせられる。
 「じゃあ、まずはストリップ開始―――!」
 着衣の男女の前でただ一人自分だけが裸になる心細さ。一枚、また一枚と衣類を脱ぐたびに空気の冷たさを肌で感じ、より心細さが増すのだった。最後の一枚を脱ぐ時、これから何をさせられるのかわからない不安と、初対面の人の前で突然全裸になるという衝撃に思わず、手であそこを隠しまう。
 「チンポ隠してるんじゃねーーーーよ!」
 後輩のまわし蹴りが尻たぶに炸裂し、よろけた僕のチンポが露わになる。
 「うわーー!きしょ!」
 「臭そうだな、あれ。」
 「ははは、縮こまってんじゃん!」

 言葉での攻撃はきつい。いきなり屈辱を与えられ、涙が出そうになる。
ふと、赤いドレスを着た女性がスマホ片手に近づいてくる。
 「皮むいて大きくしなよ、撮ってやるから。」
 その顔は地獄にいる鬼女のようだった。
 「はい、片手でピースしながら、オナニーしてーーー!」
 壁を背に、言われるがままに僕はチンポをしごく。
 「勝手にいくなよ!とりあえずこのムービー友達に流すから。」
 なかなか勃起しない僕に黒いタンクトップの男が近づいてきた。
 「早く勃起させろよ!変態!」
 男の膝蹴りがチンポに炸裂する。
 「ダメだな、人前で勃起もできないようじゃ、立派なチンポ芸人になれないぞ!」
 しばらくオナニーを続けていたが、変化がないことにしびれを切らし、後輩が大きな声を上げる。
 「せめて裸踊りで場を和ませろ!」

 数分後のパーティルーム。着衣の男女の中でただ一人全裸になった男が、性器の先の皮を上に引っ張りながら腰を左右に揺らせる「皮音頭」という奇妙な踊りを披露していた。男の身体には「包茎」の大きな落書きがあり、乳首には大きな洗濯ばさみが挟まれ、目には涙が浮かんでいた。

 「かわわ、かわわ、かわわーーー・・・」
 包茎をネタにカラオケで替え歌も歌わされる。
 「チン毛が気持ち悪いな。」
 「剃らせる?」
 「金髪にしても面白いんじゃね?」
 「一本一本むしらせたらどう?」
 「半分だけ剃るとかもいいかも?」
 「それで銭湯行かせようぜ。」

 何気ない会話に胸が抉られる。
 狂乱の宴はまだまだ終わりそうもない。

闇夜の指令-番外編09-エピローグ

 休日、昼下がりの新宿駅前。日本有数のメガ・ステーションの周辺にはたくさんの人が行き交っていた。久しぶりに雲一つない晴天で、道を歩く人の顔もどこかほっとしたような、穏やかな笑顔が多いように見えた。何もない平和な日本だ。

「きえーーーーーーーーーーーーーーーいい!」
 そこに突然男の奇声が響き渡る。ざしゅざしゅと音を立てて男が小走りに走って来る。男の姿は否応なく人目を引いた。その姿は着物姿の武士で頭にはちょんまげを結っていた。まるで江戸時代からタイムトリップしてきたかのようだった。外国人旅行者が興味深そうにスマホを向ける。しかし全身を移そうと目線を下に落として、すぐに異様な事態に気がついた。
 その武士は上半身は着物姿なのだが、下半身には何も身に付けていなかったのである。当然性器はむき出しだ。フランクフルトのような大きな陰茎の根本に生えているはずの陰毛は、両サイドを生やすように真ん中だけ剃られており、ひらがなで「さとっしー♡」と書かれていた。

 その武士のような男は刀のようなものを小脇に挟みながら駅前の通りをひた走る。駅前には何かのイベントで使ったのか小さなステージのようなものが残されており、武士はより目立つ場所を求めていたのかステージによじ登った。
 「やいやい皆の衆!拙者フルチンザムライでござーーーる!本日は晴天なり!」
 「異国の方も多いと存じますゆえ、日本の伝統芸をお見せいたすーーーーーーー!!」

フルチンザムライを名乗る者が叫び声をあげる。多くの人が何事が起こったのかと足を止め、スマホを向けた。

 サムライは小脇に抱えていた刀を鞘から抜いて、高々と頭上に掲げて見せた。しかしサムライが掲げたものは刀ではなかった。観衆から驚きの声が上がる。桃色に輝いたそれは刀ではなく、勃起した男性器の形をしていた。
 「拙者フルチンザムライ、おちんぽ飴が好物でござるーーーー!」
 サムライは男性器の形をしたものを自らの口に頬張り始めた。白目を向きだらだらとよだれを垂らしながら、一心不乱にむしゃぶりつく。観客から悲鳴が沸き起こる。

 しばらく飴を堪能したサムライは急に背中を観客に向けた。
 「拙者、下の口でも味わうでござるぞ!」
 サムライは観客に見せつけるようにがに股になり、その中心にある「下の口」に飴を押し付けた。ずぶずぶずぶ・・・ゆっくりとピンクの男性器がサムライの中に吸収されていく。
 「いやーーーー!」
 「おいおいおい!」

 多くの女性の悲鳴と男性の叫びが駅前のステージに交錯する。
 「うぉぉーーーーーん!」
 サムライは動物のような鳴き声をあげながら飴を出し入れし始めた。自ら刀の柄の部分を持ち、ピンク色のそれを出したり入れたりを繰り返す。やがて少しづつ出し入れのスピードが速くなっていく。白昼の狂乱である。

 今まで観客に尻を向けていたサムライが、出し入れを繰り返しながら、おもむろに振り返ると、その中央に勃起したチンポが鼓動を打ちながら天を仰いでいた。
 「はうう、はぅう・・・」
 恍惚の表情で勃起した性器を見せつけるサムライ。片手でチンポ飴を上下させ、もう片方の手で乳首をいじり始めた。
 「拙者、男でありながら乳も感じるでござるーーー!」

 手で乳首を転がしながら、チンポ飴を肛門に出し入れする。快楽に身を委ね、虚空を仰ぐ。身体をくねらせながら、やがて膝ががくがくと震え始めた。
 「拙者フルチンザムライ、晴天に雪を降らせるでござるーーーーー!」
 「いくでござるーーー、必見でござるぞーーーーー!」

 勃起したチンポの先から盛大に精子をぶちまける。びゅるびゅると大量の精が宙を舞った。

 フルチンザムライは刀を鞘に納めると、チンポの先から白い汁を垂らしながら、このハプニングをくまなく記録するスマホの大群に向けてピースサインを作っていた。ひゃあと悲鳴とも感嘆ともつかない声がどよめきとともに広がり、フルチンザムライの駅前ステージでの羞恥ショーは幕を閉じた。たくさんのスマホがこの奇妙な光景を記録し、早くも拡散と共有が始まろうとしていた。

 「君―!待ちなさーーーい!」
 制服姿の男達が下半身を露出したサムライの姿を捉える。慌ててステージから飛び降りると、まだ勃起の収まらないチンポを左右に揺らし駆け出すサムライ。その表情は熱に浮かされたようで、目は虚ろだった。口元をにやけさせながら駅前の通りを走り抜けてゆく。

 彼はもうこっそり夜の闇に紛れて走る必要はない。チンポ芸人としてただ自分の思うがままに、身体の奥の獣欲の求めるままに動けばいいのだ。闇から解放された男は白昼の人込みの中を駆け抜けて行った。

特別役務従事者の憂鬱2

 毛告が特別役務従事者に選抜されてから1年が近づいていた。その間、彼は国民のおもちゃとして人権を剥奪され、目に見えて崩壊していった。
 ある日のこと、車や歩行者の行き交う大通りの交差点に、全裸で立つ毛告の姿があった。
かつては交差点の脇に銅像が建っていたのだが、しばらく前から毛告が恥を晒すためのステージとして銅像のみ撤去され、1平方メートルほどの台座だけが残されていた。台座に登り毛告が叫ぶ。
 「みなさーーーん、みんなのアイドル毛告ちゃんでーーーす!今日は今まで練習してきたアナルオナニーを披露しまーーーす!」
 大声で叫んだかと思うと、ビニール袋から子どもの腕はあろうかと思われる極太のディルドを取り出した。不気味な程黒いディルドにローションを垂らす。怪しく黒光りしたディルドを台座の中央に置き、そのまま腰をうずめていく。
 「にょーーーんん!ふぉにょにょーーーーんんんん!!」
 日常的に媚薬を摂取することを強要され、快楽の虜になった毛告が奇声を発し、喘ぐ。その姿はライブ配信されるばかりでなく、事前にSNSで告知されていたため、多くの人が交差点に集まり、スマホ片手に撮影していた。
 #毛告 #キモ杉 #変態 #人間のゴミ #特役従事者こわ #キモ射精
 SNSは毛告のハッシュタグで溢れ、極太ディルドに跨りながら腰を上下に揺らし、乳首をいじりながら射精する毛告の動画がトレンド上位に名を連ねた。

 もちろん、本来の仕事である中高生に生きたモデルとして行う性教育も引き続き行われていた。むしろ、その内容はより強度を増したと言ってもよい。中高一貫の女子学校に全裸で潜入し、丸々2日を使い、全クラスで勃起から射精に至るまでを披露するのだ。通常の男性であれば1日に数十回もの射精をすることは肉体的に難しいだろうが、毛告は睾丸に特殊な注射を打ち、1日に何十回も射精ができるよう肉体改造されていた。
 「聖〇〇女子のみなさーーーん!まずは毛告ちゃんが興奮するようにお尻の穴をチェックしてよーーー!」
 教壇に立つと毛告はおもむろに背中を向け、腰を曲げると、両手でぐっと尻たぶを開き、花も恥じらう女子校生の前に毛むくじゃらのアナルを見せつけるのだった。
 「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
 聞いたことのない悲鳴が校内に響き渡り、快楽に抗えない身体となった毛告の勃起中枢を刺激した。
 「ほら、こんなにちんちんが大きくなったよ。誰か触って固さをチェックしてよーー!」
 女子生徒がわれ先にと逃げ惑う教室の中、全裸の毛告が勃起させた性器を揺らしながら追いかけまわす光景はまさに地獄絵図であった。中には勃起した大人の男の性器に気持ち悪さを覚え、卒倒する生徒もいた。
 「みんな見てーーーー!男の人も乳首が感じるんだよーーーーー!!」
 教卓に登った毛告は勃起した性器をそのままに、両手で乳首をいじるのだった。鈴口の先からドロドロと精液が流れ落ちる。媚薬の影響か、乳首を少しいじっただけですぐにエクスタシーに到達していまい、射精の快感が常時続いているような状態であった。
 「あおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!」
 発情期の野生動物のような雄叫びが女子高の校舎にこだました。

 数週間後、○○大学卒業証書授与式。かつては毛告自らが大学生活を送っていた大学の卒業式である。都内の武道館に晴れ着の女子大生やスーツ姿の男子学生が集う。皆晴れやかな表情で卒業を祝っていた。ただひとつ違うのは、式の最後に「後輩からのエール」という項目が新設されていることだった。
 感動的な式の最後、「後輩からのエール」に登場したのは毛告であった。しかしその姿はもはやかつての爽やかな好青年とは似ても似つかぬものであった。一糸纏わぬ姿で着飾った数千人の前に登場した毛告。髪は切ることを禁じられていたため、無造作に長く伸ばしているが、頭頂部分だけ丸刈りにされ、落ち武者のような髪型となっていた。顔も身体も「毛告ブタ化計画」により醜く太り、額には「毛告」の名前が刻印されていた。鼻には牛のような大きな輪の形のピアスが括り付けられて、紐で結ばれていた。
 「はーーーーい!みんな――――!卒業おめでとーーーーーう!」
虚ろな目で叫ぶ毛告が両手を上げ会場に向かって手を振る。脇の下からピンク色に染めた腋毛がのぞき、会場はどよめきに包まれた。
 「ねえ!みんな、毛告ちゃんのちんちんチェックしてーーーーーーーー!」
毛告の股間にカメラが寄り、会場のスクリーンに投影される。強制的な永久脱毛で一切なくなったパイパンの陰毛部分にはわざわざ「ちん毛」の文字がタトゥーで刻まれていた。驚くべきはそのペニスであった。尿道が陰茎の根本まで真っ二つに切れ目が入れられているのだ。
 「毛告は尿道割礼の手術を受けたんだよーー!おしゃれでしょーーーーー!」
 勃起させながらペニスの切れ目を見せつける姿に悲鳴が沸き起こる。乳首をこすりながら快感を求める毛告が振り返ると、尻の分け目にびっしりとした黒い毛が覗く。彼の名前の由来になった濃い目のケツ毛はパイパンの陰毛とは対照的に養毛剤などを塗ることを強制され、より濃く、太く長いケツ毛となっていた。
 もはやその姿は人間というより、何か得たいの知れない生き物のようであった。人間としての尊厳を全て破壊され、ただ快楽を求め続けるだけのモンスターとなっていた。これが国民のおもちゃの末路であった。
 「だめーーー!いくーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
 真っ二つに裂けたペニスの根本からぼとぼとと精液が滴り落ちた。

 6畳一間のアパートの一室。全裸の男が横たわっていた。時折ビクッと大きく身体を震わせてながら小さく痙攣していた。脳内の快楽が絶頂に達し、もはや動くこともできず、痙攣しているだけの男。つけっぱなしのTVから女性の奇声が響き渡っている。
「いえーーーい!毛告の後任を務めます、万華狂子でーーーーす!これからいっぱいいろんなことに挑戦するんでよろしくね!では、今からマン毛をむしりまーーーーす!!!」

プロフィール

天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
mail:tensiman19@gmail.com
X:@tensiman1919 

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