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いぢめの記憶 -プロローグ-

「ぬーげ!ぬーげ!」
 昼休み。教室に脱げコールが響き渡る。教壇の上に追い詰められた獲物は、ベルトに手をかけたまま固まる。
「ぬーげ!ぬーげ!」
 止めどないコールに顔面蒼白のまま立ち尽くす。 
「いいから、早く脱げよ!」
悪童が残酷に死刑宣告する。
ベルトをはずし、ボタンを弛める。制服のズボンがさっと足元に落ちる。白いブリーフが露わになる。
「うわ!今時ブリーフ!」
「ださ!」
「黄ばんでない?」

多くの言葉がが羞恥を加速させる。
「早くパンツも下せよ!」
悪童の台詞に再び身体が固まる。教室の皆が見ているこんな状況で、パンツを降ろせる訳がない。
「じゃあ強制執行ってことで。」

悪童が獲物の背後に回り込み、白いブリーフに手をかけた。
「せーの、チンコーーー!!!」
朝顔の蕾のような、皮かぶりの性器が露わになる。
「やめてーーー!」
獲物の叫びが真昼の教室に響き渡った。

闇夜の指令-番外編08-

 全国各地で珍芸を披露して回る悪夢の休暇もいよいよ幕を閉じる。最終日は都内のパーティ会場での公演だ。これでようやくこの地獄から解放されるかと思うと、多少は気持ちが楽になってくるのを感じた。最後だからやり切ってしまえばいい。
定刻になり、ステージ横の控えのスペースから灯りの下へ飛び出す。

 「キィイェーイ!チンチンフリフリ、亀頭マックス!さとっしーだよーーん!!」
 強いスポットライトを当てられ、観客席は暗くてよく見えないものの、登場とともに大きなどよめきが聞こえた。
 「今日はラストライブなんでいきなり飛ばしてくね!まずは、産卵だーーー!」
 後輩からプレゼントされた器具をチンポに取り付け、がっと尿道を広げる。襷をかけ鼻フックで顔を歪ませながら観客に背を向ける。手で割り広げた尻たぶの中心で、肛門が何かの生き物のように口を開く。白いものが徐々に姿を見せ、やがてこらえきれず床に転げ落ちた。ころん、ころーん・・・。
 「大成功―――――!」
 無理やり取らされたいいねポーズにスマホのシャッター音とどよめきが重なった。

 その後、定番となったジャングルファイヤーや皮芸、珍芸動物シリーズなどを続け、遂に締めはオナニー芸だ。
 「いよいよラストだよ!今日は人間生け花からのオナニーでーーーす!」
 最後なので盛大にやりたいという後輩の要望で、この会場では大きなスクリーンも使用することになっていた。プロジェクターで日本の山々を背景に映し出しながら、頭を下に尻が天井を向くいわゆるちんぐり返しの格好で肛門に一輪の花を挿す。何ともシュールな状況からやがてプロジェクターは過去の変態映像をスローで映し出していく。野外駐輪場での全裸勃起ダブルピース。白塗りでの野外全裸疾走。ステージでの強制公開射精。また後輩に送らされた様々な映像も重なってゆく。自室での陰毛を剃り上げる動画。広げた肛門のドアップ。チンポに卑猥な落書きをしてからの皮伸ばし。亀頭から鈴口を広げてのドアップ。
移り変わる映像をバックに、肛門に花を挿しながらちんぐり返しの格好でチンポをしごく。さんざんチンポをおもちゃにしてきたので、すぐに勃起は最高潮を迎えた。いよいよ終わるのだ、この地獄も。気付くと屈辱に勃起する身体になってしまっていた。
 「さとっしー、いきまーーーーす!!ちんちん発射5秒前!よん、さん、にぃ、いち、はっしゃーーーー!!」
 白く濁った液体が宙を飛ぶ。顔面に生暖かいものを感じる。全ての精子を顔面で受けとめ、締めくくりのセルフ顔射オナニーショーが完結した。

 しかし、休んでいる暇はない。ちんぐり返しの姿勢からすぐに起き上がり、がに股で両手でピースを作りながら締めの一言を言わなければならないのだ。
 「はなみずーーー!!」
 顔にかかった精子を鼻水に見立てた最後の一芸だった。
 どっと会場が湧き、その後ざわめきの中に男女の笑い声や引いた声が混じる。徐々にスポットライトの照明が暗くなり、反比例して会場の照明が灯り始めた。比較的多い観客の姿が目に入り始める。それは驚愕の光景だった。
 会社の同僚、同じプロジェクトチームのメンバー、取引先の営業マン、大学時代の同じゼミの仲間、高校の同級生・・・。深く自分に関わりのある人達がそこにはいた。男女総勢約50名。その横でにこっと笑顔を見せる後輩。
 全裸でピースした姿勢のままだったが、全身が逆立つのを感じる。まだ勃起したままだったチンポの先がぴくんと跳ねる。
 「そんな、そんな・・・うう。」
 言葉にならない呻き声を上げる。
 「先輩、みんなに来てもらいましたよ。人集め大変だったんだから、少しは褒めてくださいね。先輩の本当の姿をみんなに見てもらえて良かったですね!ははは。」
 眼前まで来た後輩が囁いた。
 「あいつ、あんな趣味だったんだっけ?」
 「いやあ、尊敬してたのにこんな変態だったなんて。」
 「気持ち悪いー!もう会社で目合わせられない!」
 「昔からデカチンで有名だったからなあ。」
 「でも人前でよくオナニーできるよな。」
 「ネットで結構有名になってるらしいよ。」

否応なく呟く観客の声が耳に届く。ピースを作っていた両手が震えてくる。

 「先輩、花束をどうぞ!」
状況を飲み込めず固まっていた自分に後輩が花束を差し出した。綺麗な菊の花束だった。
 「ある意味、今日先輩の命日ですもんね。」
 まともな社会人として生きてきた自分は今日、死んだのだ。今、ここにいるのはチンポ芸人として衆目に珍芸を晒し、笑われることを約束された変態だ。
 「じゃあ、先輩、記念撮影!」
 今まで自分を取り囲んできた全ての人を背景に、全裸のまま菊の花束を抱え、チンポを勃起させたままピースサインを作った。
 カシャリ。
 スマホの機械音が新たな芸人の門出を祝う。
 恍惚の表情で写真を撮られ続けた。もはや何も隠す必要はない。ある時から自分は快楽の虜になっていたのだ。人前で珍芸を晒す恥辱に性的な興奮を覚えていたことに。
 
 勃起が止むことはなかった。

闇夜の指令-番外編07-

 駅前のビジネスホテルの一室。疲れ切った身体をベッドに横たえた。今日一日のことが走馬灯ように頭を駆け巡った。勃起を晒す全裸芸、尿道を広げ鼻フックをつけながらの産卵芸、チンポの皮を極限まで伸ばす皮芸。そして思い出すだけで眩暈がする屈辱のオナニー芸。射精の瞬間、暗闇からうっすらと聞こえてきた悲鳴。カーテンコールで見えた男女数人の観客の姿。支払いを済ませた時の劇場のオーナーの呆れたような表情。
 自分は一体何をやっているのだろう。そしてどこへ向かっていくのだろう。不安とは裏腹に胸が熱くなってくる。熱に浮かされたように、淫靡な世界に誘われるのだった。

 中一日を挟み、南に移動した。今の自分の生活では飛行機に乗るのは年に数回とないことだ。機内はほぼ満席だった。ビジネスでの主張、帰省、旅行、様々な目的の搭乗者の中、「珍芸披露」のために飛行機の乗る者など、この広い世界を探してもおそらく自分一人くらいだろう。周囲の楽しそうな笑い声が、自分の惨めさをより際立たせている気がした。
 初めて来る土地である。スマホの地図を頼りに会場を探す。繁華街にほど近いライブハウスだった。恐る恐る中に入ると髭を生やしたマスターが対応してくれた。マスターによると普段はアマチュアバンドなどが激しい演奏を繰り返しているらしい。パンクバンドなどが全裸になることもあり、裸は別に特段珍しくないということだった。
 「こいつなんか、歌いながらチンコしごきよるんよ。」
 そう言って、小太りの毛深い男がパンクロック風の童謡を歌いながら、小さなチンポをしごいており、周囲の観客も全裸になって盛り上がっているムービーを見せてくれた。
 「でも、あんたもようやるわ。」
 スマホの画面をいじったかと思うと、別なムービーを見せてくれた。
 「これがオナニーじゃい!われーーー!!」
 しかめっ面をしながらチンポをしごく男の姿が現れた。男は何度も同じ台詞を繰り返しながら、必死でチンポをしごいている。まるで射精を強制されているかのように。紛れもなく、一昨日の自分の姿だった。
 「ネットじゃ有名人らしいね、あんた。ふふふ。」
 マスターの指摘の通り再生回数はわずか1日で1万回を超えており、次々に拡散されているようだった。背筋に何かぞくっとしたものを感じた。
 「これがオナニーじゃい!・・・ううっ!!」
画面の中の男がこらえ切れずに射精した。

 小さな控え室に待機する。いつも通り精力ドリンクを一気に流し込む。心臓の鼓動が高まり、呼吸が荒くなる。脳に酸素が行き渡らなくなり、何も考えられなくなってくる。全身が痺れたようになる一方、下腹部にはぐつぐつと煮え立つような熱さを感じる。もう時間だ。いつも通り全裸でステージに飛び出した。
 「ヒューーーン!モモンガだよーーーん!!!」
 玉袋を上に引っ張り上げ、亀頭を頭に見立てたモモンガが飛び立った。
 「かわいいでしょー?頭なでなでしてーーーー!」
 容姿までは確認できないが、何人かいると思しき観客に向かって叫び声をあげる。
 「からのーーー、チン毛ファイヤー!!!」
 足をがに股に左右に大きく開き、隠し持っていたライターで陰毛に火をつける。ぶわっと小さな炎が上がり、煙と毛の焼ける独特の匂いが漂う。
 「きゃっー!」
 「まじか!?」

小さな悲鳴や呟きが耳に届く。
 「フランクフルトも焼いちゃうよーーーーん!」
 ライターの火をチンポに近づける。瞬間的にかなりの熱さを感じる。ライターを近づけては遠ざけ、それを繰り返す。
 「消火活動――――――――!」
 最後は風呂桶に放尿したのだった。

 その後、定番となった産卵芸、皮芸を続ける。惨めになればなるほど、勃起を抑えきれなくなる。
 「今からローターを使って手を触れずに発射しまーーーす!」
 ピンク色のローター2つををチンポに巻き付けスイッチを入れる。独特の機械音が響き、チンポを中からくすぐられているような不思議な快楽に浸る。
 「みんなムービー撮って、いっぱい拡散してーーー!」
 勃起した亀頭の先から透明な液体が溢れ出し、その粘液を使って両方の乳首をいじる。
 「ああっ!もういっちゃうーーー!」
 亀頭の先端からどくどくと白濁液が垂れ落ちる。観客のどよめきが聞こえる。あまりの快感に膝が笑い、腰から崩れそうになる。裏腹にチンポや乳首は異常な固さを維持し続けるのだった。

プロフィール

天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
mail:tensiman19@gmail.com
X:@tensiman1919 

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