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闇夜の指令-エピソード01-

<この話しは小説「闇夜の指令」の中で、後輩に捕獲されてからハロウィンまでの間のエピソードです。>

 「そうそう、来週何人か集めて飲み会やるんですよ、先輩も来てくださいね。」
 後輩の精を口に受け生暖かさを口に、生臭い奇妙な匂いを鼻に感じ、苦しんでいた矢先、耳元に悪魔のような囁きが聞こえる。
 「僕がラインしたら5分以内に必ず返信してくださいよ。遅れた場合はペナルティーですからね。」
 後輩の右手には僕のスマホが握られている。しばらくスマホを操作したかと思うと、僕の目の前に画面を見せつけてきた。大きく広げられたケツの穴。先程撮られたものだ。皺の数まで数えられる程ドアップで撮られ、ケツ毛まではっきりと写っていた。
 「ペナルティーその1、ラインのプロフ画像をこのケツの画像に変える。」
 「で、ペナルティーその2はラインのタイムラインにこの画像を流す。」
 そう言って後輩がスライドさせた画面は勃起させたチンポの画像だった。
 「ただのチンポ画像じゃないですからね、勃起させてるところに変態さが滲み出てて最高ですね。」
 悪魔のようににやつく後輩に、背筋が寒くなる。しかしさらにペナルティーは告知されるのだった。
 「ペナルティー3は、どうしましょうか。プロフ画像をこれにレベルアップしますか?」
 スマホの画面には全裸でがに股、チンポを勃起させて両手でピースを作って白目を剥いている自分の姿があった。これも無理やり撮らされたものだ。身体のパーツではなく顔も含めて全身がはっきり写っているので、よりダメージが大きい。
 「しっかり約束を守らないと、本当にやりますからね、くくく。」

 3日後のこと。ある男のラインのプロフィール写真がアナルのドアップの写真に変更された。男の元にはラインの連絡先に登録されている友だちから問い合わせが殺到し、そのたびに男は罰ゲームでやらされたと苦しい返信を送るのだった。とりあえず3日間はこのプロフ画像を固定するしかなく、それ以降は鼻フックをつけた顔のアップ、上半身裸で万歳している画像、チン毛のドアップにランクダウンさせてもらえるとのことだった。男は完全に支配下に置かれ始めていた。

 1週間後。僕は都内某所のパーティルームに呼ばれた。屈辱のラインで指定された部屋に入ると男女数人がシャンパンを開けていた。
 「来た来た!こいつ何でもするから好きなように遊んであげてねーーー!」
 後輩が高笑いしながら僕を紹介する。後輩が集めたのは人をいたぶることが好きなS気の強い男女だった。皆一様に不敵な笑みを浮かべ、ぞっとさせられる。
 「じゃあ、まずはストリップ開始―――!」
 着衣の男女の前でただ一人自分だけが裸になる心細さ。一枚、また一枚と衣類を脱ぐたびに空気の冷たさを肌で感じ、より心細さが増すのだった。最後の一枚を脱ぐ時、これから何をさせられるのかわからない不安と、初対面の人の前で突然全裸になるという衝撃に思わず、手であそこを隠しまう。
 「チンポ隠してるんじゃねーーーーよ!」
 後輩のまわし蹴りが尻たぶに炸裂し、よろけた僕のチンポが露わになる。
 「うわーー!きしょ!」
 「臭そうだな、あれ。」
 「ははは、縮こまってんじゃん!」

 言葉での攻撃はきつい。いきなり屈辱を与えられ、涙が出そうになる。
ふと、赤いドレスを着た女性がスマホ片手に近づいてくる。
 「皮むいて大きくしなよ、撮ってやるから。」
 その顔は地獄にいる鬼女のようだった。
 「はい、片手でピースしながら、オナニーしてーーー!」
 壁を背に、言われるがままに僕はチンポをしごく。
 「勝手にいくなよ!とりあえずこのムービー友達に流すから。」
 なかなか勃起しない僕に黒いタンクトップの男が近づいてきた。
 「早く勃起させろよ!変態!」
 男の膝蹴りがチンポに炸裂する。
 「ダメだな、人前で勃起もできないようじゃ、立派なチンポ芸人になれないぞ!」
 しばらくオナニーを続けていたが、変化がないことにしびれを切らし、後輩が大きな声を上げる。
 「せめて裸踊りで場を和ませろ!」

 数分後のパーティルーム。着衣の男女の中でただ一人全裸になった男が、性器の先の皮を上に引っ張りながら腰を左右に揺らせる「皮音頭」という奇妙な踊りを披露していた。男の身体には「包茎」の大きな落書きがあり、乳首には大きな洗濯ばさみが挟まれ、目には涙が浮かんでいた。

 「かわわ、かわわ、かわわーーー・・・」
 包茎をネタにカラオケで替え歌も歌わされる。
 「チン毛が気持ち悪いな。」
 「剃らせる?」
 「金髪にしても面白いんじゃね?」
 「一本一本むしらせたらどう?」
 「半分だけ剃るとかもいいかも?」
 「それで銭湯行かせようぜ。」

 何気ない会話に胸が抉られる。
 狂乱の宴はまだまだ終わりそうもない。

プロフィール

天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
mail:tensiman19@gmail.com
X:@tensiman1919 

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