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をわりのはぢまり~ある少年の日常~18

 「では、腹話術の始まり始まりー!」
チンポ芸の時間の次は腹話術だ。僕は背中を見せる形で後ろ向きになった。
 「ははは!」
 「やばい!」

笑い声が起こる。何故なら僕のケツには顔が描かれていたからだ。正確には目と鼻が描かれている。口は肛門だ。
 「みんなーー!たのしんでるかーーーい?」
尻たぶを両手で抱え、肛門を見え隠れさせながら、僕はケツ穴で腹話術を始めた。
 「たくさん撮ってねー!ネットにもアップしてねーー!」
 佐々木が作った文章を暗記して、読み上げる。何故、このような形で人前で肛門を晒さなくてはいけないのだろう。恥ずかしくてどうしようもない。涙が出そうになった時、ずしんとチンコに芯が入ったのを感じた。
 最後は佐々木の脚本通り、無理やり放屁して腹話術は終わった。

 正面を向きなおした時、今にも泣き出しそうな顔とは裏腹に膨らみかけたチンコを、佐々木は見逃さなかった。
 「さすが変態中学生、半勃ちなりました!」
 「フルボッキまでもう少し!」
 「チクビーム攻撃開始!」

 「チクビーーーム!」
 「ビーーーーーッ!」

 僕は乳首を摘み上げ、乳首に刺激を与えた。
 夏休み明け最初の企画会議で、佐々木はネット情報で見たらしく
  「男も乳首で感じるらしいから、おまえも乳首いじれ!」
と言ってきた。いじってみたが、くすぐったいような痛いような、何も気持ちよさを感じることはなかった。そのことを佐々木に伝えると、毎日30分以上、チンコと乳首を同時にいじるよう課題を出されたのだった。
 「チクビーーーム!」
 再度、声を上げた。信じられないことだが、半勃起だったチンコがぐんぐん大きくなってくる。僕の頭の中で乳首への刺激は性的快感に紐付けられ、否応なくチンコが反応してしまう。僕の身体の一部でありながら、まるで別の生き物のように頭をもたげてくる。恐竜のように高々と頭を上げ、辺りを見渡すかのように。
 「ついにフルボッキしました!」
 「それでは最後の芸です、カゼひきぞうさん!」

 カゼひきぞうさんは佐々木の考えた芸だ。この僕を地獄の底まで貶めるために考え出した、最悪の芸だ。
 「裸は寒いねー。カゼひいちゃったよ。」
 「そうだ!こすってカラダを温めよう!」

 僕はチンコをしごき始めた。
 「いやーーーー!」
 「きたーーーー!」

男女の悲鳴が聞こえる。チンコの横に象の顔を描いておいたのもこのためだ。
 「温まってきたよーーー!」
出そうになったらこの台詞を言えと言われていた。
 「すぐには出すなよ、3回はガマンな。早いと嫌われちゃうからな。」
佐々木の言葉を思い出す。遠くにビデオカメラが見える。これも鮮明に記録されてしまうのか。
 「鼻水が垂れちゃうよーーー。」
我慢汁がたらりと床に落ちた。
 「何あれ、何あれ?」
女子の素直な言葉が胸に痛い。恐らく初めてみる行為なのだろう。男子のオナニー。そして終わりは近い。
 「温まってきたよーーー!」
 皆が興奮しているのがわかる。誰もが目を見開いている。40あまりもの瞳は全て僕に向けられている、このぞうさんの鼻先に。
 「温まってきたよーーー!」
 「くしゃみが出ちゃうよーーー!」

 「はくしょーーん!はくしょーーーん!」
同時に、射精した。ぞうさんは鼻の穴を広げ、白く濁った鼻水を豪快に飛ばした。1週間の禁欲は想像以上の精をこしらえ、初めて目にするであろう男子の射精にこの日一番の歓声が沸き起こった。
 「ありがとうございましたーーー!」
 自分の足の間から、逆さまになった皆の顔が見えた。興奮、困惑、狂喜、羞恥。それぞれの表情から思いが見て取れる。満足。佐々木の顔にはそう書いてあるようだった。
何故か、勃起が収まりそうにない。
 「ありがとうございましたーーー!」
 僕はもう一度正面を向き直し、チンコをしごき始めた。左手で乳首をいじるとすぐに射精した。最後の一滴まで鼻水を絞り出したのだった。

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天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
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