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をわりのはぢまり~ある少年の日常~17

 金曜日の放課後が運命の日だった。この日はPTAとの懇親会があり、先生がすぐにいなくなる、という理由でこの日になったらしい。ショーの準備は着々と進んでいた。
 僕は一見するとじゃれているような雰囲気で、しかし逆らうことのできない強い力で両腕を掴まれたまま、放課後の教室に来た。4組の教室に入るのは初めてかもしれない。自分のクラスとはまた少し違った雰囲気を感じる。男女含めて20人以上はそこにいるように見えた。
 「うちのクラスの女子、エロいのが多いからさ。結構見に行くと思うぞ。」
 昨日ゆうたから届いたメッセージを思い出した。

 「では、ショータイムの始まりーーー!」
司会の佐々木が高らかに宣言した。拍手まで起きている。ゆうたも念願のショーが見られるとあって、最前列にいた。多数の女子も興奮したような顔でくすくす笑っている。
 「始めにストリップショーです!どうぞ!」
 僕は教壇の上にいた。スマホで流行りのダンサブルな曲が流される。僕は身体を揺らしながら、一枚ずつ服を脱いでゆく。やがて上半身が露わになる。ズボンを脱ぎ、丁寧に靴下まで脱ぎ捨てた。あとはパンツだけだ。
 「では、最後の一枚はちゃんゆーに下してもらいましょう!」
 ゆうたが壇上に上がる。そしてパンツ一枚で佇む僕の背後に位置した。
 「いくぞいくぞー!」
 ゆうたが叫んだ。直後、耳元で僕にだけ聞こえるような声で、
 「良かったな、みんなに見てもらえて。」
と言ったような気がした。
 その瞬間、一気に膝下までパンツがずり下された。
 「きゃーーーー!」
 「うぉーーーーー!」

 大歓声が起こった。皆の視線が僕の下半身に集中する。視線の先にあるのは僕のチンコだが、ただのチンコではない。チンコを鼻に見立てて、黒マジックで象の顔が描かれているのだ。僕のチンコなど、佐々木達にとってはただの動く玩具でしかない。
 「皆さん、写真撮影はご自由にどうぞ!」
佐々木がおどける。カシャ、カシャ、とスマホの機械音が鳴り響く。ピッという電子音も聞こえる。恐らく動画だろう。遠くに三脚に固定したビデオカメラも見える。確かあれは映像部の生徒だっただろうか、にけやながらモニターを見てカメラを動かしている。
 「続きまして、チンポ芸いきます!」
 「始めにモモンガ。」

僕はがに股になって玉袋を引っ張り上げ、亀頭だけが顔をのぞかせる状態にした。
 「えーーー?」
 「あんなに伸びるの?」

 女子のコメントが嫌でも耳に届く。佐々木からの宿題でチンポ芸をいくつかマスターしろと言われ、困った僕はネットで「チンポ芸」を検索した。家の姿見の前で何度も玉袋を引っ張り上げ、練習したのだった。
 「次に、梅干し!」
 僕はチンコの皮を思い切り前に寄せ集め、皺だらけの梅干しを完成させた。
 「わははは。」
 「超包茎!」

 男子のコメントは辛辣だ。
 「次は、スカイツリー!」
 今度はチンコの皮を上に思い切り引き上げ、玉袋は下に引き下げた。惨めなタワーの完成だ。自宅で練習しながら、こんなことを毎日やっていたら皮が伸びきってしまうのでないか、とたまらなく不安になった。そんな僕の気持ちはつゆ知らず、男子も女子も大笑いしていた。

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天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
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