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をわりのはぢまり~ある少年の日常~10

 翌日、僕は学校を休んだ。ベッドに横たわり目を閉じているだけで、教室の床に飛び散った精子がフラッシュバックした。あれは現実に起きたことだったのだろうか。もしかしたら夢を見ていただけなのではないか。そんな思いだけが頭の中で堂々巡りしていた。佐々木達の笑い声も耳鳴りのようにずっと聞こえ続けている。ふと気づくと勃起していた。何故だろう。自分でもよく理由がわからなかった。

 ボッキマンの発射は佐々木に大きな達成感を与えたのか、あれから何度か芸はさせられたが、女子の前で何かをさせられることはなかった。僕は夏休みに逃げることができた。これで僕は「芸人」から離れることができる。僕はひたすら安堵していた。

 プールに入るための道具を持った男子が、自転車に乗りながら楽しそうに話している。
  「結局、あいつオナニーさせなかったね?」
  「佐々木は
「熟成期間が必要」とか、わけわかんない奴だよ。」
  「相当なSだよな。」
  「今じゃケツ出しなんか普通になってるもんな。」
  「夏休みに特訓するっつってたよ。」
  「コワ!」


 夏期講習へ向かう僕にスマホのメッセージを知らせたのは、何か不吉な予感のようなものだった。スマホ画面を見てその後、しばらく立ち尽くしてしまった。
  「明日プール行こうぜ!」
 佐々木からだった。明日はちょうど夏季講習も中休みで予定はなかったのだが、佐々木からの誘いがただの楽しい水遊びだとは思えない。次いで、すぐに写真が送られてきた。ボッキマンの決めポーズの写真だった。僕は逃げられないことを悟った。

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天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
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