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闇夜の指令-エピソード03-

<この話しは小説「闇夜の指令」のハロウィンから「闇夜の指令」番外編クリスマスまでの間のエピソードです。>

 暗い部屋で一人横たわる男の姿があった。男の右手にはスマホが握られていたが、男は虚ろな目で空を見つめていた。また、男は何も身に付けておらず、全裸で横たわる男の陰部には成人男性にはあってしかるべき陰毛がなかった。無毛の股間にはふてぶてしく男根が横たわっているが、性器の先は輪ゴムのようなもので括られていた。男は変わりつつある自分の身体に、言葉に言い表せない感情を抱いていた。

 後輩に目をつけられてからというもの男の生活は一変した。一糸まとわぬ全裸で野外を走らされ、監視カメラの前で勃起を披露し、それらの証拠映像を押さえられ完全に後輩に頭が上がらない状態になっていた。パーティと称した男をいたぶるだけの会では、悪趣味な男女にさんざんおもちゃにされた挙句、ホームレスの男達に朝まで犯されまくった。数日間鼻の中に異臭が残り、擦り切れた肛門からの排便に苦労した。ようやく心と体の傷が癒えてきたかというところで、ハロウィンを迎え、賑わう渋谷の街を全裸で性器を勃起させた状態で歩いた。当然ながら逮捕され、後輩が身元引受人としてやって来た。職を失う訳にはいかない。会社にばらされたくない一心で、まずます後輩の言いなりにならざるを得ないのだった。
男は身も心も限界を超え、放心状態で部屋に横たわることしかできない。辛うじて握っていたスマホが振動した。
「今から公園を10周してこい!その格好でなw」

 季節外れの嵐で外は大雨だった。公園に着くまでは傘を差すこととベンチコートを着ることは許されていた。土砂降りの公園の片隅で建物の影の濡れていなそうな場所に傘を置き、そっとベンチコートを脱ぐ。相変わらず無毛の股間に情けなさを感じる。さらに「包茎の方が面白い。」というだけの理由で皮伸ばしをさせられているため、性器の先をゴムで括っているのだ。このまま続けていたらいつか本当の包茎になってしまだろう。奇妙な性器をぶら下げて、男が走る。
 この季節にしては暖かい、やや生ぬるいような風を感じる。それでも嵐の中の全裸は寒さが体に応える。ぐちゃぐちゃの芝の上を裸足で走る。雨が肌に突き刺さり、徐々に痛みに変わる。早く走り終えなければ、この苦行に耐えられないかもしれない。走るペースを上げる。珍妙な性器がぶらんぶらんと左右に揺れる。やがて肌が石のように固くなり、痛みが別の何かに変わっていった。そして男は「生きている」ということを実感した。

「順調、順調!」
 とあるマンションの一室。大画面のモニターには大雨の中、全裸になって公園をひた走る変質者の姿が写っている。その様子を高笑いしながら見つめる一人の男がいた。公園には複数の防犯カメラが設置されており、その一部にはセキュリティーがかかっておらず、誰でも映像を覗き見することができる状態になっていた。
「アホだ、こいつ。」
 自ら下した指令にも関わらず、大雨の中を裸で必死に走る姿をあざ笑う男。雨のせいか鮮明な映像とは言い難いが、暗闇の中もやっと浮かび上がった白い肉体が、行ったり来たりを繰り返している。辛うじて股間にぶら下がっているものが不規則に揺れているのを確認できた。

 男は満足していた。自分の獲物は順調に堕ちてきている。そして何もかも自分のいいなりだ。もともと女好きだった獲物を無理やり男に犯させ、定期的にチンポもしゃぶらせている。最近では舌の使い方もうまくなってきた。このまま皮伸ばしを続けさせて、二度と女を抱けない体にしてやろう。女の裸に興奮するのではなく、女の前で恥をかくことにしか興奮しないクソM奴隷に堕としてやろう。そのためには、一度女の前で辛うじて残ってるプライドをぶっ壊してやらないとだな。
 男は不敵な笑みを浮かべた。

 数日後、ある会社で小さなグループラインが作成された。職場での忘年会を前に、幹事達が打ち合わせをするための一時的なラインのグループである。年下の男性が幹事のリーダーを務め、何故か女性がばかりを幹事に選び、女性4人と男性2人のグループが作られた。以下、おおまかなやり取りを抜粋する。

男1「余興はどんなのにしますか?」
  「僕はたまには先輩のかっこいいところ見てみたいです。」
  「せっかく体鍛えてるみたいなんで裸芸なんかどうですかw」
男2「実は前からキャラを変えてみたいと思ってた。
   裸芸でも何でもいいから全力で余興をやらせていただきます!」
女1「裸芸w」
女4「きゃーー!」
女2「セクハラとか騒ぐ人もいるかも。私は好きだけど。」
女3「裸芸ってどういうやつ?」
女2「ザコシみたいなの?小島よしお、安村・・・あと誰?アキラ100%とかも」
  「アキラ100%やって欲しいwww」
男1「先輩、今グループ通話できますか?で、試しにアキラ100%やってみてください。」
  「そんな大きいおぼんじゃ全然面白くないですよ。」
  「最後はおちょことかでやったら受けると思いますよw」
女2「アキラきたーーー!」
女4「毛が・・・」
女3「毛がないよ、剃ってるの?」
女1「見えてる見えてる!」
男2「大人のチンコじゃセクハラになっちゃうから、毛を剃ってるでごわす。
   子どもちんちんになるように包茎トレーニングもしてるでごわす。」
女3「先っぽは輪ゴム?」
女2「大きさは子どもじゃないよw」
女1「おちょこの意味!」
女4「きも!」
男1「女性陣からは不評ですね。輪ゴム取って剥いてみてくださいよ。」
男2「亀頭マックス!さとっしーだぴょん!」
女2「・・・くさそう。」
女3「変態!」
女1「ちょっと先が濡れてませんか?」
女4「先輩の本性ってそんなだったんですね。ちょっとがっかり。」
男1「不評なのは包茎のせいじゃなさそうですね。
   っていうか、ちょっと勃起してきてません?」
女2「ますます変態になってきた!」
女3「ほんとにたってきてる、きも」
男2「みんな、たっちゃってごめんね。今からちんちんの穴で謝罪します!」
  「へ・ん・た・い・で・ご・め・ん・な・ちゃい!」
女3「きもすぎ!」
  「こんなの忘年会でできるわけないじゃん!」
女4「キャラ変わりすぎですよ。」
女2「ここまで来たら出しちゃえば?www」
女1「みたい!みたい!」

男2「それでは皆様お目汚しに注意、チンコの先から雪を降らせます!
10,9,・・・3,2,1,ゼローーー!」
女1「きもーーー!」
女2「量多すぎ」
女3「玉ってあんなきゅっとなるんだ。」
女4「最悪」
男1「先輩、お疲れ様でした。先輩の芸がセクハラにあたるかどうか、多くの女子社員の意見を聞きたいんで、録画したいたものを会社の共有フォルダにアップしときますね。パイパンにしてるは、皮伸ばししてるは、挙句の果てには女子の前オナニーするはで最悪の変態だってばれちゃいますけど、仕方がないですよね。」
  「恥をかくことに興奮する変態ですもんねw」

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Re: タイトルなし

ありがとうございます!

Re: タイトルなし

ありがとうございます。
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天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
mail:tensiman19@gmail.com
X:@tensiman1919 

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