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いぢめの記憶 -06-

 しばらく、しゅうじは学校に現れなかった。着替え中の女子もいる中、全裸になって女子更衣室に侵入したのだ。必死にチンコをしごいて勃起させようとしているところを先生達に確保されたらしい。何でそんなことをしたのかと説教部屋で散々尋問された後、1週間ほど学校に来なかった。先生達はいじめも疑ったようだが、しゅうじは最後までいじめを否定し、むらむらしてやってしまったと押し通したらしい。いつも通りどこから情報を仕入れたのか、てっちゃんが教えてくれた。

 しゅうじとは同じクラスではないが、しゅうじが久々に学校に来たと聞いて、何となく気になって様子を見に行ってみた。しゅうじは特段変わった様子はなく、いつもの座席に座っていた。ただ少しやせて色が白くなったような気がした。思ったより元気そうで安心した。

 それからひと月以上、何事もない平穏な日々を過ごしていた。ただ、事件はいつも唐突に起こる。特に理由があったわけではないのだが、その時は何となくいつもと違うトイレに行きたくなった。単に気分を変えたかっただけなのかもしれない。自分のチンコをつまみ出し用を足していると、何としゅうじをいじめていたあの悪童グループがトイレに入ってきたのだ。一瞬、どきっとしておしっこが止まりそうになった。僕は無視するのもまずいと思っておしっこしながら軽く会釈をした。奴らは僕のことには構わず、仲間同士で会話を続けていた。
 「いやー、久々のちんかわは最高だったな。」
 「女子更衣室のマッパ事件以来おとなしくしてたからな。」
 「両手両足縛ってTENGAで強制オナニーとか、まじ鬼畜だよオマエ。」
 「ケツの穴にマッキー突っ込んだのはオマエだろ!」
 「早くムービー送れよ。」
 「どうすっか?女子全員に送りつけるか?」
 「今度、校庭でうんこさせようぜ!」


 否応なく、彼らの会話が耳に入ってくる。信じられない会話だ。誰かを全裸の状態で縛り付けてお尻の穴にマジックペンを刺した上、アダルトグッズで無理やりオナニーをさせていたようなのだ。それを動画に撮って拡散させ、今度は校庭で人間として一番見られたくないことをさせようとしている。そしてターゲットになっているのは「ちんかわ」という人間だ。僕の脳裏によぎったのはしゅうじの名字「いちかわ」だった。しゅうじはちんかわと呼ばれているのではないか・・・嫌な予感がした。
 僕はおしっこをしたまま固まっていた。このままではしゅうじがどうにかなってしまうのではないか。僕にできることはないのか。身体は固まっているのに、頭の中だけはぐるぐると回転して、何かをひねり出そうとしている。
 そんな僕の様子に気付いたのか、グループの一人が声をかけてきた。

 「なあ、おまえちんかわとおな小だろ?」
 僕は「あっ・・・」と言ったまま固まっていた。
 「ちんかわだよ、ちんかわ。ちんかわしゅうじ。」
 掠れた声で「はい・・・」と返事するのが精一杯だった。
 「おな小のダチの前でやらせるのもいいなあ。」
 「ちんかわ体操いくか?」
 「いやいや、もっとエグいのにしようぜ!」
 「ちん毛燃やすとか?」
 「いやいや、もっと最高にえげつないのやらせたいな。」


 再び背筋も凍る会話が再開した。彼らは去り際に、放課後僕にある場所に来るよう伝えた。耐震工事のため立入禁止になっている校舎の3階視聴覚室。施錠されているが、裏口から入れるらしい。
 僕は用を足す姿のまま固まっていた。もうとっくに放尿は終わっていたが、その場から動くことがきでなくなっていた。チャイムが鳴り、授業が始まっても僕はその場にずっと立ち尽くしていた。

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天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
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