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闇夜の指令-番外編08-

 全国各地で珍芸を披露して回る悪夢の休暇もいよいよ幕を閉じる。最終日は都内のパーティ会場での公演だ。これでようやくこの地獄から解放されるかと思うと、多少は気持ちが楽になってくるのを感じた。最後だからやり切ってしまえばいい。
定刻になり、ステージ横の控えのスペースから灯りの下へ飛び出す。

 「キィイェーイ!チンチンフリフリ、亀頭マックス!さとっしーだよーーん!!」
 強いスポットライトを当てられ、観客席は暗くてよく見えないものの、登場とともに大きなどよめきが聞こえた。
 「今日はラストライブなんでいきなり飛ばしてくね!まずは、産卵だーーー!」
 後輩からプレゼントされた器具をチンポに取り付け、がっと尿道を広げる。襷をかけ鼻フックで顔を歪ませながら観客に背を向ける。手で割り広げた尻たぶの中心で、肛門が何かの生き物のように口を開く。白いものが徐々に姿を見せ、やがてこらえきれず床に転げ落ちた。ころん、ころーん・・・。
 「大成功―――――!」
 無理やり取らされたいいねポーズにスマホのシャッター音とどよめきが重なった。

 その後、定番となったジャングルファイヤーや皮芸、珍芸動物シリーズなどを続け、遂に締めはオナニー芸だ。
 「いよいよラストだよ!今日は人間生け花からのオナニーでーーーす!」
 最後なので盛大にやりたいという後輩の要望で、この会場では大きなスクリーンも使用することになっていた。プロジェクターで日本の山々を背景に映し出しながら、頭を下に尻が天井を向くいわゆるちんぐり返しの格好で肛門に一輪の花を挿す。何ともシュールな状況からやがてプロジェクターは過去の変態映像をスローで映し出していく。野外駐輪場での全裸勃起ダブルピース。白塗りでの野外全裸疾走。ステージでの強制公開射精。また後輩に送らされた様々な映像も重なってゆく。自室での陰毛を剃り上げる動画。広げた肛門のドアップ。チンポに卑猥な落書きをしてからの皮伸ばし。亀頭から鈴口を広げてのドアップ。
移り変わる映像をバックに、肛門に花を挿しながらちんぐり返しの格好でチンポをしごく。さんざんチンポをおもちゃにしてきたので、すぐに勃起は最高潮を迎えた。いよいよ終わるのだ、この地獄も。気付くと屈辱に勃起する身体になってしまっていた。
 「さとっしー、いきまーーーーす!!ちんちん発射5秒前!よん、さん、にぃ、いち、はっしゃーーーー!!」
 白く濁った液体が宙を飛ぶ。顔面に生暖かいものを感じる。全ての精子を顔面で受けとめ、締めくくりのセルフ顔射オナニーショーが完結した。

 しかし、休んでいる暇はない。ちんぐり返しの姿勢からすぐに起き上がり、がに股で両手でピースを作りながら締めの一言を言わなければならないのだ。
 「はなみずーーー!!」
 顔にかかった精子を鼻水に見立てた最後の一芸だった。
 どっと会場が湧き、その後ざわめきの中に男女の笑い声や引いた声が混じる。徐々にスポットライトの照明が暗くなり、反比例して会場の照明が灯り始めた。比較的多い観客の姿が目に入り始める。それは驚愕の光景だった。
 会社の同僚、同じプロジェクトチームのメンバー、取引先の営業マン、大学時代の同じゼミの仲間、高校の同級生・・・。深く自分に関わりのある人達がそこにはいた。男女総勢約50名。その横でにこっと笑顔を見せる後輩。
 全裸でピースした姿勢のままだったが、全身が逆立つのを感じる。まだ勃起したままだったチンポの先がぴくんと跳ねる。
 「そんな、そんな・・・うう。」
 言葉にならない呻き声を上げる。
 「先輩、みんなに来てもらいましたよ。人集め大変だったんだから、少しは褒めてくださいね。先輩の本当の姿をみんなに見てもらえて良かったですね!ははは。」
 眼前まで来た後輩が囁いた。
 「あいつ、あんな趣味だったんだっけ?」
 「いやあ、尊敬してたのにこんな変態だったなんて。」
 「気持ち悪いー!もう会社で目合わせられない!」
 「昔からデカチンで有名だったからなあ。」
 「でも人前でよくオナニーできるよな。」
 「ネットで結構有名になってるらしいよ。」

否応なく呟く観客の声が耳に届く。ピースを作っていた両手が震えてくる。

 「先輩、花束をどうぞ!」
状況を飲み込めず固まっていた自分に後輩が花束を差し出した。綺麗な菊の花束だった。
 「ある意味、今日先輩の命日ですもんね。」
 まともな社会人として生きてきた自分は今日、死んだのだ。今、ここにいるのはチンポ芸人として衆目に珍芸を晒し、笑われることを約束された変態だ。
 「じゃあ、先輩、記念撮影!」
 今まで自分を取り囲んできた全ての人を背景に、全裸のまま菊の花束を抱え、チンポを勃起させたままピースサインを作った。
 カシャリ。
 スマホの機械音が新たな芸人の門出を祝う。
 恍惚の表情で写真を撮られ続けた。もはや何も隠す必要はない。ある時から自分は快楽の虜になっていたのだ。人前で珍芸を晒す恥辱に性的な興奮を覚えていたことに。
 
 勃起が止むことはなかった。

コメント

珍芸サイコーです!
後輩とか年下の子から屈辱を味わされるのっていいですよね〜(^-^)

Re: タイトルなし

> 珍芸サイコーです!
> 後輩とか年下の子から屈辱を味わされるのっていいですよね〜(^-^)

最高ですよね〜!これからの季節、天使マンもチン芸をたくさん披露して屈辱に勃起したいですよ(^_^)

良いですね

珍芸、生で観てみたいですw
(^^)b

Re: 良いですね

> 珍芸、生で観てみたいですw
> (^^)b

お見せしたいです!ぜひツイッターも見てみてください(^_^)
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プロフィール

天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
mail:tensiman19@gmail.com
X:@tensiman1919 

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