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いぢめの記憶 -01-

 「あいつ、最近やばいらしいぞ。」

  休み時間。いつもの気怠い時間に机に肘をついてぼーっとしていると、ふとてっちゃんが話しかけてきた。てっちゃんは同じクラスのおしゃべり好きで、聞いてもいないのにいつもいろんなことを教えてくれる。話題にこと欠かない奴だ。
「あいつ」というのはしゅうじのことだ。何となくてっちゃんと僕の間では「あいつ」で通ってしまう。しゅうじは幼稚園、小学校、中学校とずっと同じ学校で、いわゆる幼馴染だ。

 「何だかわかんないけど、あのグループに目ぇつけられたらしいぞ。」
 その時は、しゅうじの状況も特に気にかけなかった。2つ隣のクラスで最近はあまりちゃんとお会話もしてなかったし、ただのちょっとしたトラブルがあったのかもしれない、くらいの気持ちだった。しかし、3日後、僕の認識は大きく覆されることになる。

 「ほれ、ほれーーー!チンコ様のお通りだーーー!」
 昼休みの廊下。普段から騒がしい学校だが、いつも以上の騒ぎに目を向けると、とんでもないことが起こっていた。一人の男子生徒が全裸に剥かれ、二人の悪童に両手を抱えられたまま、廊下を引きずられているのだ。男に興味があるわけではないが、自然にあそこに目が行ってしまう。ずんぐりむっくりした形でしっかりと皮を被っていた。毛はそこそこ生えていて、少年から大人の男へ変化している途中という感じだろうか。

 「女子ちゅうもーーーく!これがチンコだぞーーー!」
 悪童がさらにギャラリーを増やそうと、大声で教室に声をかける。泣き顔でうめく生贄の男子生徒。

 「しゅうじ・・・。」
 それは紛れもなくしゅうじだった。僕は自分の目を疑った。一体、何が起こっているのだろう。しゅうじは小学校の時には同じサッカークラブに入っていた。スポーツマンで女子にも結構もてるタイプだった。よく女子に手紙をもらっていた。決していじめられキャラというタイプではなかった。そのしゅうじが今、思春期まっただ中の、一番恥ずかしくて見られたくない部分を全て晒しながら、全裸で廊下を引きずられている。

 「それでは一発芸お願いしまーーーす!」
 突然、悪童がしゅうじの両手を離した。とっさにあそこを隠すしゅうじ。しかし、前もって命令されていたのか、やがてそっとあそこから手を離した。再び、しゅうじのあそこが全員に晒された。恥ずかしさのあまり体まで真っ赤にしたしゅうじは次の瞬間、奇妙な歌を歌い始めた。

 「フルチンー、フルチンー、フルチンロケンローーール!!」
 しゅうじが手でマイクを握りふりをして、腰を左右に揺らしながら、聞いたことない歌を歌い始めた。腰を揺らすたびにあそこが左右にぷるんぷるんと揺れる。嘲笑う悪童と興奮する男子生徒、引き気味の女子生徒達。
 「最後にチン皮むきます!」
 しゅうじが自らの性器に手をかけ、ピンク色の亀頭を剥き出しにしたところで、フルチンコンサートは大盛況の中、幕を閉じた。

いぢめの記憶 -プロローグ-

「ぬーげ!ぬーげ!」
 昼休み。教室に脱げコールが響き渡る。教壇の上に追い詰められた獲物は、ベルトに手をかけたまま固まる。
「ぬーげ!ぬーげ!」
 止めどないコールに顔面蒼白のまま立ち尽くす。 
「いいから、早く脱げよ!」
悪童が残酷に死刑宣告する。
ベルトをはずし、ボタンを弛める。制服のズボンがさっと足元に落ちる。白いブリーフが露わになる。
「うわ!今時ブリーフ!」
「ださ!」
「黄ばんでない?」

多くの言葉がが羞恥を加速させる。
「早くパンツも下せよ!」
悪童の台詞に再び身体が固まる。教室の皆が見ているこんな状況で、パンツを降ろせる訳がない。
「じゃあ強制執行ってことで。」

悪童が獲物の背後に回り込み、白いブリーフに手をかけた。
「せーの、チンコーーー!!!」
朝顔の蕾のような、皮かぶりの性器が露わになる。
「やめてーーー!」
獲物の叫びが真昼の教室に響き渡った。

プロフィール

天使マン【羞恥小説】

Author:天使マン【羞恥小説】
忘年会やパーティでの裸踊り・チンポ芸など大好きな「天使マン」です。いじめられる男、羞恥系M男小説をたまに書いてます。
mail:tensiman19@gmail.com
X:@tensiman1919 

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